教育・子育て

留学先の滞在はホームステイと寮のどちらがよいか?

先日、このような記事を読みました。

この記事に対して以下のようにツイートしました。

もちろん、すべての留学が記事のように残念な結果につながるわけではないですし、同じような境遇に立たされても、私のように周囲の手を差し伸べてくれる方々のサポートを受けて、よい経験へとつながったケースもあります。

留学する際、滞在方法として寮もしくはホームスティが代表的です。どちらにもメリット・デメリットがあります。

今回は、ホームスティと寮についての比較をしてみます。
おまけに、シェアハウスについての説明も追記します。
この記事を読み、留学する際に自分に最も合った滞在方法を選んでみてくださいね。

寮スティのメリット・デメリット

メリット

①学校・キャンパスにアクセスが良い

敷地内の寮であれば、通学時間がほとんどかからない。図書館があいているのであれば、深夜まで利用して部屋に戻っても、夜道の危険を感じない距離で安心。

②生活インフラが整っている

到着した時点で、Wifi環境が備わっていると、家族や友人に到着した旨連絡もできますし、非常に助かります。

アメリカだとそれほどかからないかもしれませんが、ヨーロッパでは自宅にWifiつなげるのに、数週間かかったりするケースはよくあります。

デメリット

①スペースに対してコストが高い

ひとり部屋を選ぶと、6畳ほどのスペースだけでホームスティ以上の滞在費がかかることがあります。キッチンもついていませんので、食事は別料金でカフェテリアもしくは外食しなければなりません。

②ホリデーシーズンは人がいないのでさみしい

感謝祭・クリスマスなどの祝祭行事になると大抵の現地の学生は帰省しますので寮やキャンパス内にほとんど人がいなくなります。

どんな子が寮に向いているか?

他人の家族と生活するよりも、同年代の学生と寝食を共にしたい人

「寮で1人はさびしい」という方はルームシェア(相部屋)を選べば、ルームメートとプライベート空間を共有する生活となります。大学になると「勉学に集中したい」という理由で寮に入り、最低限の移動距離で生活することを希望する人もいます。大学生にはこのタイプが多いかもしれません。

ホームスティのメリット・デメリット

メリット

①会話の機会が多い

帰宅してからも、ホストファミリーと会話しなければなりませんので、寮で部屋にこもるよりも必然的に会話の機会が設けられます

②学校生活だけではなく、生活文化も体験できる

例えばアメリカですと、感謝祭やクリスマスをはじめさまざまな生活イベントをホストファミリーと楽しめるでしょう
イベント以外でも、生活文化として例えばアメリカでは、小さな子どもでも「家事の手伝い」をさせる習慣があります。ホストに子どもが複数いれば順番で食洗機担当、ゴミ箱を通りに出す担当などと割り当てられます。

デメリット

①どんな家族にあたるかは運次第

同じ留学エージェントを介してホストファミリーを手配してもらったとしても、相手先のファミリーとの相性は運次第となります。

ホストファミリーがあたたかく迎え入れてくれ、食事も朝晩と作ってくれる家族にあたる子どももいれば、残念ながらそうでない家族にめぐり合う子もいます。

エージェントに相談するも、うやむやにされ、日本の親には都合のいいレポートが送られてきていたり…

転入する学校についても、特に公立の中学・高校の場合、実際通ってみてはじめてわかることも多いでしょう

私自身もシニア(つまり高3)になり大学進学がほぼ決まってから「実はわが校は留学生(=親がレジデンスではない)を卒業させたことはない」とプリンシバルから手紙を受け取り、あやうく卒業資格がもらえないところでした。どう対処したかというと、先生や校内外での活動でお世話になっており権威のある方々に推薦状(という意見書)を書いていただき、成績表と共に手にしてプリンシバルに直談判したよい思い出があります。

②ホームステイ先と学校との距離

ホームステイ先の近所に、同じ学校へ通学している生徒はいますか?

日本と違い、公共の交通機関が便利でないアメリカ地方都市に滞在の場合、通学に誰かの車に乗せてもらわないといけないというケースがあります。まず学校とホームステイ先の距離、通学にスクールバスはあるか、他に通学手段はあるのかということを確認しておきましょう。1人で通学できる手段があるならば、周辺の治安もチェックしておきましょう。

どんな子がホームスティに向いているか?

学校生活だけではなく、生活文化も経験したい人におすすめです。

日本でも家族のだんらんの時間を大切にしていた子どもは、アメリカのもう一つの家族として、ホストファミリーとの生活が合う傾向にあります。

筆者の場合、夕飯は毎日家族分を私が料理していたので、必然的にアメリカ料理を覚えました。料理をすると買い物も調理する私を同行させてくれるようになるので、多少、自分の好きなメニューを多めに組み入れることができました。

感謝祭などの特別なイベント料理は作ったことがないので全くわからず、1年目にターキーの丸焼きの調理方法をマスターしました。

費用を抑えたいならシェアハウスもおすすめ

シェアハウスとは?

日本でも「シェアハウス」が広く知られるようになりました。ただし、シェハウスといってもさまざまなスタイルがあります。例えば家主が持ち家の部屋を貸し出しているケース、または同じ大学に通う学生同士で一軒家やアパートを借り、シェアするケース。ほとんどの場合、キッチン、バス、リビングなどが共有スペースとなります。

ちなみに私は大学時代、12人の女子で一軒家を借りていました。一つのベットルームを2,3人でシェアというプライベート空間の全くない時期を過ごしましたが、おかげで当時のレートで月2万円(光熱費込み)で激安でした。「女子12人でバスルーム3つ」となると、必然と、朝はバスルーム争奪戦です。

ドイツでは、大学周辺のアパートシェアで男女問わずルームメイト(付き合ってるとかではなく、単なるルームメイト)となるケースが多く、カルチャーショックを受けました。よくいえば「女性であることがハンデにならない」環境ですが、自分の子どもが異性数人とルームシェアをすることになると多少戸惑いを感じるのは、古い考えでしょうか…

まとめ

この記事では、留学の際の滞在先としてホームステイと寮のメリット・デメリットについてご紹介しました。

主にアメリカ留学を想定した記述となりましたが、留学する国や地域によって生活スタイル、滞在方法、治安に差がありますので、留学先の候補が決まった時点でぜひ現地の情報を調べてみましょう。

異国の地での経験が、あなたの人生において代えがたい経験となりますよう応援しております。

<参考>

留学ジャーナル別冊2020-2021「学生・社会人のための大学・大学院留学徹底ガイド」