教育・子育て

【多様性=国際的ではない】こどもと考える多様な視点について

「多様性」とは何でしょうか?
多くの方が「異なるタイプの人間が存在すること」、よりピンポイントに
「さまざまな人種や国籍の人間が集まった社会」を思い浮かべるのではないでしょうか?

この記事では、「多様性」とは何か、そして多様性の時代に向けて子どもたちにどう向き合うべきかについて考えてみましょう。

多様性とは何か

多様性(たようせい)とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。」

英語では「diversity(ダイバーシティー)」

Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%A7%98%E6%80%A7

では、人間社会の中で「多様性」とは何を意味するのでしょうか?
先述の通り、「多種多様な国籍の人間が存在すること」がフォーカスされがちですが、それだけではありません。国籍以外にも性別、生活スタイル、宗教、価値観などいろいろな要素が含まれます

「日本で暮らしているとあまりピンとこないわ…」という方がいらっしゃるかもしれません。
海外で生活していなくとも、例えば近くの公立小学校に通うお子さんであれば、学校の友人との共通点として「通学しているのが同じ小学校」が挙げられますが、その他に「親の経済事情」、「生活スタイル」、「価値観」など異なる点はたくさんあるはずです。
日本は幸運なことに、他国と比べ、経済的にそれほどの大きなギャップがある国ではありません。運転手付きの車で通学する子と、一方で靴が買えずはだしで通学する子が混在することはほぼないのではないでしょうか。

しかしながら、日本人特有の「空気を読む」スキルの高さや「同調圧力」の強さから、同一コミュニティで単一な価値観にしばられてしまうことが少なくありません。

多様性の中で子どもが培えるもの

以下の3つが挙げられます。

チームワーク

子どもと一緒にアニメや漫画を通じて、物語の主人公にある特徴があることに気づきます。困難に立ち向かう時、そのチームをまとめるリーダーが私たちの年代のリーダーとは違ったタイプであることです。例えば「ONE PIECE」のルーフィー、1998年「ムーラン」以降のディズニープリンセス、「宇宙兄弟」の六太に共通するのは、「リーダーっぽくない主人公が周囲を巻き込んで困難を乗り越えること」です。

これからのリーダー像は、単独で完璧である必要はなく、弱い部分を痛感している。チームだってみんなさまざまな個性を持ち、何かしらが欠けている。だからこそチームとして、最高のパフォーマンスができることを私たちに教えてくれます。

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話

答えはひとつじゃない → 自分の答えを探す

コロナで在宅学習に切り替わり、現在5年生のわが子の週1のZoom学級会の話し合いの様子を聞いていると、日本の小学校の話し合いとは全く別物であることに驚きます。
先生は話し合いにほとんど介入しないのです。
唯一の大人である担任の先生方が笑顔で聞いているだけなので、話し合いのテーマが途中からすっかり別物になり、テーマの結論がでない状態で終わります。クラス委員はいますが、議論をまとめられるスキルは兼ね合わせていないようで、1時間全員がただ言いたいことを言って結論も出ずに時間終了です。
その後、夕食中やベットタイムでわが子が改めて自分の考えを語ってくれます。
不思議と、自然に他のクラスメイトの視点も考慮した上で、自分なりの意見を練り直しているようです。
先生や親などの大人の価値観が加えられていないからこそ、子どもはその後も答えを探し続けているのです。さまざまな他人の意見と自分の中の価値観を認める内に、アイデンティティが確立していきます。

自分の中にもいくつかの異なる視点を発見

上の2つを繰り返すうちに、自分という1人の人間の中にもいくつかの視点があるということに気づきます。やがて「自分に対する客観性」がどんな自分も許容し、愛してあげるようになります。

「多様性」に触れさせるチャンスはどこにでも存在する

親がサポートしてあげられること

日頃から「どう思う?」「~ならどうする?」と聞いてみる

大人の意見、価値観を先出ししてしまうのではなく、子どもに問いかけるようにしましょう。最初はうまく表現できなくとも、継続するうちに自分の意見を持つことが習慣化されてきます。

他人の立場を想像する機会を与える

読書も日常とは異なる世界へ連れて行ってくれます。普段は行かないイベントやコミュニティに親子で参加してみるのもいいでしょう。想像していなかった新しい考えに出会えるはずです。

多様性の中で子どもを育てるメリットまとめ

「多様性」の中で他人を認め、助け合うと同時に異なる自分と向き合い、自分の答えをみつけていくことは決して簡単なことではありません。
ひとつ、明確なのはどんな答えであってもお子さんが悩んで見出した答えに「間違い」はないということです。今の時代は答えも方法もひとつじゃない。
たとえ行き先で失敗をしても、自分の中で多様な視点を持つことで自分を愛し続けることもできるのです。

<参照>
「完璧なリーダーはもういらない」長尾彰
「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話」長尾彰
「もしもルフィが社長だったら?ONE PIECEで考える組織マネジメント」2013年1月30日 https://cybozushiki.cybozu.co.jp/?p=6040
「Mulan」https://disney.fandom.com/wiki/Mulan