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【おすすめ洋書5冊】小学中高学年~(その1)

今回は小学校中学年以上におすすめの洋書を一部ご紹介します。

上記の対象年齢「小学中高学年から」というのは、ネイティブレベルです。日本のお子さんでしたら、おそらく中学2-3年生くらいから楽しめるはず。

中高学年を過ぎると、世界が少しずつ広がり、同時に現実が理想通りにはいかないこと、平等ではないことがなんとなくわかってくる。
そういった悩みを抱えた登場人物が出てくる本が増えてきますね。

Count Me In

アメリカらしい多国籍の環境が舞台。
映画化された「The Hate U give」の前に、まずこちらの本を先に読んでください。
日本ではこの物語のように、人種による突然の暴力が子どもたちの目の前で起きることは少ないと思いますが、言葉の暴力であればあるのではないでしょうか?

「Count Me In」は主人公の少女カリーナと、誰にでも好かれる少年クリスが、突然大切な人が迫害される姿を目にします。子どもたちが人種差別の瞬間や現実にどのように立ち向かい、世界をよい方向へ変えていくために立ち上がるお話です。

Out of My Mind

2013年のオフィシャル「Global Read Aloud」に選ばれた一冊。
語り手の少女、メロディーは喋れない、歩けない、ほぼ自力で体を動かすことができません。けれど、読む、考える、感じることはでき、高い知性を持っています。
ある日メロディーは自分の代わりに言葉を発してくれる特別な道具を手に入れます。
周囲の人間とコミュニケーションが取れるようになったことで、Melodyの世界はどんどん広がっていきます。

The Boy Who Couldn’t

3人の少年の友情と彼らの複雑な家庭の事情がどれだけ子どもたちに影響を与えるかということを教えてくれるストーリー。親として、身が引き締まる思いをさせられました。登場人物の少年3人は最初から仲が良いわけではなく、いじめられっ子といじめっ子という正反対の立場で出会い、お互いに嫌悪感を持っています。
彼らが事件を通じて距離を縮め、絆を深めていく姿は、くだらない大人なんかよりもずっと誠実なのかもしれません。

George’s secret key to the universe

(日本語版「宇宙への秘密の鍵」)
「George’s Cosmic Treasure Hunt」「George and the Big Bang」(日本語版はここまでの3冊のみ)、原書はプラス3冊発行されています。
ストーリーが面白いだけでなく、宇宙についての知識を深めることができるので、わが子にはサイエンスの授業の前の導入として読ませてみました。
男の子だけではなく、普段、サイエンスものには興味がない女の子もストーリーにひかれて読み進めてしまいます。

Wonder

映画が大ヒットしたので、もうご覧になってしまったお子さんも、本はきっと違った角度で読めるはず。2時間の枠ではおさまらなかった各キャラクターの細かな性格や悩み、コンプレックスを知ると物語がより深く理解できます

特に、①主人公Auggieの姉「Via」が障害を抱えた弟と彼に全力の両親の前で「手のかからない姉」を演じる息苦しさと、②彼女のボーイフレンド「Justin」が、Auggieの親友Jackが同級生と“戦争”と称する争いに巻き込まれる姿を目にし、状況を徐々に理解していくシーンは、涙なくしては読めません。

おわりに

いががでしたか?

今回の5冊はアメリカ出版のものがほとんどでしたが、実は我が家の本棚はどちらかというとイギリス出版のものが多く、わが子の知識が偏らないように、アメリカ出版本を意識してそろえています。ドイツに住んでいると、学校教材がイギリスを軸としたものばかりとなってしまうのです。

今後も少しずつ、(その2)(その3)でおすすめの本をご紹介していきますね。