海外教育

「どこの国からきたの?」【初対面ではルーツに関する質問はタブー?】

こんにちは、のびママです。愛する日本を離れ、数か国を点々とし、現在はドイツで子育てをしています。

先日、以下の記事を読みました。

ミックスの私が「初対面カード」を配る理由。それは無言のプロテスト

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5efe8687c5b6ca97091ba024?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

さて、あなたはどんな感想を持たれましたか?

質問される側の立場や気持ちを想像してみる

見た目が100%アジアンな私自身はどうでしょうか?

中国や韓国滞在中は、見た目だけは現地に溶け込むことができました。

しかし、現地の言葉がたどたどしいので、口を開けば瞬時に外国人認定され、タクシーの運転手から通りすがりの道を聞かれたご婦人にまで「どこからきたの?」「ここで何してるの?」と質問されます。

先日、ドイツでもランニング中に視覚障がい者の方に道を聞かれ、私の見た目ではなくドイツ語の発音に「ところで、あなたはどの国から?」と聞かれて恥ずかしくなりました。

ルーツについての質問があまり意味をなさないヨーロッパ

私の下手なドイツ語はさておき、「あなたのルーツはどこですか?」という質問は、ヨーロッパでは日本に比べ聞かれることが少ないのは事実です。

それはヨーロッパが多国籍民族であり、さまざまなルーツを持つ人間が多いという理由からでしょう。

現にわが子の学校で同じ質問をすると、答えが複雑になる子が半数ほど出てきます。

「おじいちゃんはフランス、おばあちゃんはドイツ生まれだけどその両親はウクライナとロシア出身なんだ」

「私のおかあさんはドイツ人だけど、ロシアとトルコのミックス。お父さんはドイツ生まれのドイツ育ちだけど、トルコ系の2世だよ。」

これらの答え、複雑すぎて日本人にはピンとこないのが正直なところです。

一方で、こういったルーツを聞かれるのをあまりうれしく感じない子どもたちとその親も一定数いるのも事実のようです。そのため、相手については、まれにふれてほしいサインを出されたケース以外は、「民族」、「人種」、「宗教」に関する会話はふれないことにしています。

逆に質問される立場となったら、笑顔で答えます。

質問する相手は悪気はないことが多く、その場の会話を盛り上げる目的であることも理解しているからです。

子どもたちと一度話し合ってみませんか?

この話は、子どもたちに相手の立場を想像することの難しさについて語るよいケースとなりそうです。

「質問をする側」と「される側」の立場や受け取り方の違いを想像し、自分とは異なる立場、意見を持つ他者との関係性構築について親子で話し合ってみましょう。